3万必要だった女が200万の借金を作るまで

私が初めて借金をしたのは21歳の主婦をしていた頃でした。

当時私は地元を離れ友達も知り合いもいない田舎に嫁ぎ毎日家事と子育てに追われ、姑ともうまくいっていない・・・人生終わったと感じるような日々を送っていました。

唯一ストレス発散できるのが地元の友達たちとの電話。まだ独身の友達たちと楽しくお喋りしてる時間だけが私に取って救いだったのですが電話代が月に2万を超える事が多くなりました。

主人と姑は専業主婦の私に「この電話代はお前がくだらない会話で使ったんだからお前が払え!」そう言いました。実家の両親に心配かけたくないし子供はまだ新生児。働く事もすぐにはできない。

そんな時雑誌の裏に載ってた女性専用キャッシングが目に入りました。何度も受話器を持っては「借金なんて・・・」と言う未知の恐怖と戦いながら受話器を置く、その繰り返しで1日は終わりました。それでも主人と姑の電話代の文句は続きます。

私はもう人生終わったんだ!今更借金くらい!そう腹をくくり電話することを決意したのです。たった3万。必要なお金だけを借りれば月々生活費から返そう!電話で応対してくれた女性は甘い言葉で「あなたなら50万までお貸しできますよ」そんな誘惑もあってか翌日振り込んでもらったお金は10万円。

専業主婦に10万返すことなど、ましてやまだ21歳の子供だった私が考えもなしに作った借金。返済は毎月とても難しく気付けばCMで流れる大手の金融会社に目がいくようになっていました。

アイフル、プロミスなどTVでお馴染みの会社に飛び込むまでそう時間はかかりませんでした。10万返すために他社で借りる。所謂自転車操業の渦に私もまんまと飲まれてしまったのです。2年も経てば最終的に200万の借金ができていました。

その後私は主人とも離婚し、子供を連れて実家に帰りました。母子家庭で仕事をしながら地道に返済をしていましたが、夜になると借金が減らない事で胸が締め付けられるような思いをし始めたんです。

1社に付き1万円づつ4件の金融会社に返済しますが1万のうち利息は8千円ほど・・・元金が2千円ほどの返済を毎月やって200万円完済できるまで一体何十年かかるのか。

10年以上そんな生活をして初めて債務整理を知り最終的には行政書士の方のお世話になり借金がなくなりました。

今ではたった3万が必要だったことで軽く借金をした自分を馬鹿だと後悔しています。